2021-09-27 瞼の裏に住む彼 どこかに向かって歩いている時、ふと目を閉じると暗闇の中輝く彼がいる。 彼はなんでも出来て、背中が大きくて、そして泥の似合うスーパーマンだ。 その後ろ姿が眩しすぎるおかけで目を開けて進むことができる。 暗闇の中、だんだん陰り、まるで壊れたテレビのようにノイズが酷くなる彼に並ぼうと、全力で。 彼が消えてしまう前に、走り切るんだ。 私には今しかないのだ。